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何のため!? [サミット]

単なるお祭りと化してしまったサミット
北海道洞爺湖サミットが閉幕した。
一応「環境サミット」という位置づけだったらしいが、国民には何がなんだかさっぱりわからないサミットだったと言っていいだろう。

まずサミットとは先進国首脳会議のことである。つまり世界の先進国のトップが集う会議なわけだ。にも関わらず会期中に一度として日刊紙のトップを飾ったことはなかったはず。これが、いかに多くの国内マスコミから相手にされていないかの証明になってしまった。

連日ニュースで報道されるのも、大規模な抗議デモや、サミット用に用意した各施設の人の入りや、足湯、盆踊りといった「なんだそりゃ?」と思える部分が目を引き、肝心の会議の内容はちっとも伝わってこない。

なんでか?と真剣に考えてみたら、「そりゃそうだ」という結論に達した。
だって決まったことが「環境への共同方針の確認とかのきわめてアバウトな内容」にとどまったからだ。つまり各国の首脳を招いて、3日間話し合った結果、具体的な政策らしきものは何もなく、単なる方針の確認のみ。そして議長声明に「拉致」の文言が入ったくらいという、何ともお粗末な内容だったからである。

方針の確認なら、いまどき電子メールでも十分じゃないのか?
と一国民としては思ってしまう。


いつも思うのだが、「サミット」とは「何のため」にやるものなのだろう。
先進国首脳会議だから、世界平和の在り方とか、今後の世界国家の在り方とかを議論し、方向性をまとめて議長声明として世界に発信する。

その意味は分かっているのだが、その後、採択された議長声明はどのように活かされ、どのように検証されているのだろうか?

最近のサミットを見ると、なんか世界の首脳が揃って観光旅行にやってきて、適当に小田原評定を繰り広げて、お土産貰って帰るだけのイベントになっているような気がする。そして、世界の在り方とかではなく、ただ単に「最終日に議長声明を出す」ことだけが目的になっているような気がする。

単なる私の感想だが、もしそうであるならば、国費を投下してまでこれをやる意味はどこにあるのだろうか?
私たちはサミットという「壮大なる無駄な祭り」に付き合わされているのではないか?



無駄な高速道路を次から次へと作って自然の生態系を破壊し続けてきたことをそのままの現状からみれば、何のためのサミットなのかとい

う気がしますね。

タグ:生態系
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